地域ブランド研究会 (毎月開催)

■第27回
講演者:

 近畿大学経営学部 准教授  高橋愛典 先生

テーマ:
 交・流・通とまちづくり −フレームワークとしての商学の有用性−
日時:
 2010年11月19日(金) 18:30〜20:30

近畿大学経営学部准教授の高橋愛典先生をお迎えし、アカデミックな視点から交・流・通とまちづくりをテーマにご講演頂きました。

【概要】
商学というと「商業」や「マーケティング」がイメージされることが多く、地域ブランドの議論に直結することはもちろんですが、商学はその100年もの歴史を紐解いてみると、研究対象も分析手法も多様であり、懐が深い(良い意味で「ゆるい」)学問であることが明らかです。
そこから、「交・流・通」 つまり「ヒトの交通(transportation)と、モノ・情報の流通(distribution) によって、ヒトとヒトとの交流(communication)を実現する」ための学問体系としての商学の意義を提起して頂き、まちづくりの議論に結びつけていただだきました。

地域ブランドやそれを活用するまちづくりは、研究対象としてきわめて学際的です。言い換えれば、様々な学問分野からのアプローチが可能であり、複数の視点・立場を組み合わせた研究が求めらています。その中で、今回のご報告では、分析枠組みの一つとして商学の体系を整理してただきました。