阪神・淡路大震災で被災した宝塚のまち。傷つき落ち込んでいる、まち、ひとを元気づけようと市民の手で始められたイベントがあります。それが・・・「宝塚音楽回廊」です。
市内のレストラン、居酒屋、ストリートが音楽ステージと様変わりし、ジャズ、クラシック、ポップス、アカペラ、シャンソンなどさまざまなジャンルの音楽を無料で楽しめるのが宝塚音楽回廊の特徴です。
実行委員3名で始まった手作りイベントは、今や実行委員が20名、来場者も5000人から10倍を越える52000人のイベントに成長しました。音楽を求めて、たくさんの人が市内の会場を移動することで、飲食店や土産屋に経済効果をもたらしています。
また、阪神・淡路大震災の時に手を差し伸べてくれた人たちに恩返しをするため、東北など被災地への演奏ツアーや寄付などの支援を続けています。
宝塚のまちでは、音楽をきっかけとして、会話が生まれ、友だちができ、ビジネスが生まれ、かけがえのない絆が生まれています。
第58回は音楽のまちづくりを推進することによって、音楽の地域資源となる可能性や地域文化の向上についてお話を頂きました。
○ご参考
・宝塚音楽回廊HP
・宝塚音楽回廊facebook
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