地域ブランド研究会 (毎月開催)

■第75回
講演者:

比嘉 彩夏(ひが あやか)氏
 合同会社グリーンラボラトリー
  百済寺樽プロジェクトリーダー

テーマ:
444年の時を経て復活!幻の銘酒「百済寺樽」プロジェクト〜寺社を核とした地域おこし〜
〜寺社を核とした地域おこし〜
日時:
平成30年8月24日(金)18:30〜20:30

紅葉の名所として知られる「釈迦山 百済寺」。かつて「東洋一の寺院」「地上の天国」と称された知る人ぞ知る名刹です。飛鳥時代に聖徳太子の勅願で創建された、近江で最も古いお寺のひとつです。室町時代に隆盛を極めた象徴が 「百済寺樽(ひゃくさいじたる)」という幻の銘酒。幕府や朝廷に献上、愛飲された「百済寺樽」は、清酒の起源「僧坊酒」発祥のひとつとなりました。しかし天正元年(1573)、織田信長の敵対勢力とも縁のあった百済寺をひどく憎み、寺の全域が焼き討ちされ、人々に愛された「百済寺樽」の歴史に幕が閉じたのです。
その幻の銘酒を復活させ、地域おこしにつなげようと立ち上がった「百済寺樽プロジェクト」。釈迦山百済寺、百済寺酒米生産組合、喜多酒蔵、JA湖東、自治会、行政等を巻き込んだ一大プロジェクトです。
これまでのあゆみと2年目となる本プロジェクトの新たな取り組みをご紹介頂きました。